泉のマーケティング解説ブログ

2024.08.29

新しい立地商圏の捉え型「顧客4分類法」

今回、最もお伝えしたいのは、弊社が考案した出店場所の選び方である「顧客4分類法」です。
この手法は、リアル店舗に来店するお客様を4つのカテゴリに分類し、それぞれの視点から立地商圏を考えることを可能にします。

顧客4分類法の概要

「顧客4分類法」の成功の鍵は、あなたのお店の主たる顧客がどの分類に属するかを明確にすることです。
この手法は非常にシンプルであり、立地商圏を捉える視点を整理しやすくなります。
この手法を理解すれば、主たる顧客にフォーカスし、その顧客の「量と質」や「店づくり」を深く学ぶことができます。
結果として、無駄のない出店場所選定や生産性の向上が期待できます。

顧客4分類法の分類

この手法では、お客様を以下の4つに分類します。
1.最寄りに住む住民(なじみ客)
近隣に住み、日常的に店舗を利用するお客様。
2.最寄りに働く就業者(なじみ客)
近隣で働き、仕事帰りや昼休みに店舗を利用するお客様。
3.前を通る車(通りすがり客)
通りがかりに立ち寄る一時的なお客様。
4.前を歩く人(通りすがり客)
駅や施設のそばを通る際に立ち寄るお客様。

顧客4分類法の利点

時間の短縮

全体の4分の1の手法を習得するだけで、時間を大幅に節約できます。
深掘りの可能性

同じ時間を使うなら、主たる顧客に対する理解を深めることができます。
適正賃料のお宝立地の発見

主たる顧客が多くいるエリアで売れる立地を集中的に探すことで、適正賃料の「お宝立地」を見つけることができます。

実際の事例

私は現場で多くの失敗と成功を経験し、この手法が確実に効果を発揮することを実証してきました。

顧客の足し算

店舗の売上は、この4つの顧客の足し算によって成り立ちます。
この基本的な理解を正確に持つことで、儲かる店の選定が可能となります。

4種類のお客様の違い

ここで意地悪な質問です。
4つの顧客のうち、
①最寄りに住んでいる人、
②最寄りに働く人が来店手段として徒歩か車で来店するのと、
③前を通る車、
④前を歩く人
の違いが分かりますか?この違いを理解することが、「顧客4分類法」を正しく理解するための第一歩です。

①②と③④の違い
①最寄りに住む住民
日常的に店舗を利用する可能性が高い、なじみ客。
②最寄りに働く就業者
仕事帰りや昼休みに利用する可能性が高い、なじみ客。
③前を通る車
通りがかりで利用することが多いが、一時的な来店に留まりやすい。
④前を歩く人
駅や施設近くを通りがかりに利用することが多い。
これらの違いを理解し、主たる顧客にフォーカスすることで、より効果的な立地選定が可能になります。

まとめ

「顧客4分類法」を用いることで、店舗ビジネスにおける顧客理解が深まり、効果的なマーケティング戦略を展開できます。
主たる顧客がどの分類に属するかを明確にし、その顧客が多くいるエリアで売れる立地を探すことで、儲かる店舗を選定することが可能です。

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