泉のマーケティング解説ブログ

2024.09.04

ドラッグストアの場合

「誰に」が違うと「どこで」が変わることをドラッグストアの例で見ていきましょう。
以下の表をご覧ください。

ドラッグストアの主たる顧客の違い

顧客タイプ 何を提供するか どこで出店するか
住んでいる人(住宅地の住民) 日用品、薬品、健康食品 住宅地の中心部、住宅地周辺
働いている人(オフィス街の労働者) ビタミン剤、エナジードリンク、弁当 オフィス街、駅近く
前を通る車(通勤者、旅行者) ドライブ用品、簡単な食事 主要道路沿い、高速道路のインターチェンジ近く
前を歩く人(ショッピングエリアの歩行者) 化粧品、サプリメント、軽食 ショッピングモール内、繁華街

ターゲットを住宅地の住民とオフィス街の労働者と分けた場合のドラッグストアの例

何を 誰にどこで特徴
住宅地の住民をターゲットにしたドラッグストア 日用品、薬品、健康食品 住んでいる人住宅地の中心部や住宅地周辺駐車場があり、徒歩圏内に多数の住民がいる
オフィス街の労働者をターゲットにしたドラッグストア ビタミン剤、エナジードリンク、弁当、化粧品 働いている人オフィス街や駅近くランチタイムや退勤時間に来店が多い

顧客4分類表にあなたのお店を位置付け

あなたのお店の商品・サービスをどの主たる顧客に提供したいかを明確にし、その上で「どこで」お店を出店すれば良いかを決めましょう。

具体的な手順

  • 1.ターゲット顧客の選定
  • 4つの顧客分類(住んでいる人、働いている人、前を通る車、前を歩く人)から主たる顧客を選定します。
  • 2.商品・サービスの提供内容の決定
  • 主たる顧客が求める商品やサービスを明確にします。
  • 3.最適な出店場所の設定
  • 選定した顧客が多く存在するエリアを設定します。
例:あなたのお店がターゲットとする主たる顧客が住宅地の住民の場合
  • 何を :日用品、食品、薬品
  • 誰に :住宅地の住民
  • どこで:住宅地の中心部や住宅地周辺
このように、主たる顧客が明確であれば、お店の出店場所も自然と決まります。

現地確認の重要性

顧客4分類表にお店を配置することで、現地確認時の見方が変わり、景色が一変します。出店場所の選定が楽しくなり、ワクワクすることでしょう。
次に進むべきは、選定した顧客の「量と質」の分析方法・手順を覚えることです。

まとめ

「誰に」を明確にすることで、「どこで」お店を出店すれば良いかが決まります。
同じ商品・サービスでもターゲットとする顧客が異なれば、最適な立地も変わります。
顧客4分類表を活用し、あなたのお店に最適な立地を見つけましょう。

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