泉のマーケティング解説ブログ

2025.08.16

「誰に」「何を」「どこで」を三位一体で考えるご近所マーケティング

「この立地、なぜ売上が上がらないのだろう?」

店舗ビジネスをしていると、こうした疑問にぶつかることがあります。そこで私たちが提唱しているのが『ご近所三位一体マーケティング』という考え方です。
これはシンプルに言うと、
  • 誰に(どんなお客様に)
  • 何を(どんな商品・サービスを)
  • どこで(どんな立地・商圏で)
をセットで考えること。この三つをバラバラに捉えると、いくらお金や労力をかけても成果が上がらないケースが多いのです。

なぜ「どこで」だけではダメなのか

セブン-イレブンの出店では「どこで」が圧倒的に重要でした。なぜなら、立地さえよければ、商品力・ブランド力が担保されていたからです。

ところが、個人店ではそうはいきません。だからこそ、三位一体で考える必要があります。
例えば、「健康志向の30代女性にスムージーを売りたい」と考えても、その女性がいないエリアに出店してしまえば意味がありません。
あるいは、高齢者の多い住宅街に出店したのに、若者向けのカフェメニューばかりを揃えてしまっては、当然売上は上がりません。

この順番で考えてみてください

trinity
  1. 誰に届けるかを決める(顧客設定)
  2. その人に何を届けるかを決める(商品・サービス設定)
  3. その人が“集まりやすい場所”を選ぶ(立地・商圏設定)
つまり「どこで」から始めるのではなく、
誰に」から始めるのがご近所マーケティングの鉄則です。

ご近所にこそ「最適な顧客」がいる

most appropriate customers within 350m
個人店や地域密着型ビジネスの場合、「ご近所」が一番のマーケットになります。
350m圏内に住む・働く人たちに向けて、誰に・何を・どこで を整えていく

この“三位一体”をピタッと合わせられたお店は、無理な集客をせずとも売上が安定し、ファンが増えていきます。

まとめ

ご近所マーケティングでは、「誰に」「何を」「どこで」が鍵です。
店舗の売上は「立地」だけではありません。
ご近所マーケティングは「誰に」「何を」「どこで」を三位一体で考えるので店舗経営の成果につながっているのです。「立地」だけに頼らない、賢い出店戦略を考えましょう。


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