お客様の声

2024.01.25

売上が頭打ちとなった整骨院が 売上120%を達成するまでの道のり


東京都大田区西蒲田で20年以上、症状に合わせた適切な施術で地域の皆さまから大きな支持を受けてきた「たか整骨院」さん。

売上120%を達成するまでの道のりについてお聞きしました。

【背景】
院のポテンシャルを最大限に発揮したい

当院は、20年以上もの長きにわたり、地元の皆さまに支えられてきました。

その一方で、売上はある時期から頭打ちとなり、何の方策も見つけられないまま低空飛行を続けることになります。

そんな折、新型コロナウイルスが世界を襲いました。
ご多分にもれず、当院の経営状況もどん底へと突き落とされます。

先行きの見えない大きな不安の中で、知人にご近所マーケティングを紹介していただきました
聞けば、「地元に愛される店づくり」をテーマとしたマーケティング支援の実践とのこと。
駅から離れた地で、地域密着でやっている当院と相性が良さそうだと思い、ものは試しにとお力を借りることにしました。


【実践】
データが解き明かした院の真実

まずは簡単なヒアリングから始まり、当院を取り巻く状況をデータで提示していただきました。

そこで再認識したのは、当院の患者さまの80%が1km圏内にお住まいであること。

残りの20%は、巻き爪など、当院独自の特殊な治療を目的に遠方からお越しになられている患者さまでした。

これまで「地域密着」を謳ってきたものの、改めてデータで示されると、これほどまでに地元の患者さんに支えられている院だったのだと身が引き締まる思いがしました。

次に提示されたデータは、
このエリアの世帯の約半分は賃貸住宅が占めていること。

これは、ここで生まれ育った私としては驚きの事実でした。
蒲田といえば、古い家が立ち並び、長年にわたって住まわれている方がほとんどだと思い込んでいましたから。

思い返してみれば、街には新しい住宅が次々と建てられていますし、特に広告を打っていないのに毎年一定数の新患さんがお越しになられています。

「こんなところに整骨院があったの?」といまだに言われるように、つまりは、ご近所に対する周知がまったく足りていなかったということが分かりました。

では、そうした現状に対して何をしたか。
ご近所マーケティングの手順で、私を含めた当院スタッフ3名で
ポスティング活動を実施しました。
ポイントは、無作為にばら撒くのではなく、しっかりとターゲットを定めた上でチラシを入れさせていただくこと。
ターゲットをピンポイントに絞ることで、時間と労力の無駄を省きました。

最終的に当院スタッフ3名それぞれの得意分野に合わせたチラシを作成し、各自100枚ずつ、合計300枚のチラシのポスティングを継続実施しました。



【効果】
マーケティングを軸にすべてが好転

ご近所マーケティングを実施する前と後では、年間売上は1.2倍にまで跳ね上がり、現在は予約をお取りするのも困難な状況が続いています。

そのほか、EMS機器メーカーさんから成功事例の取材を受けることになったり、今までなしのつぶてだった求人への応募が増えたり、当院を取り巻くすべてが好転し始めました。

私たちは決して大きなことをやったつもりはありません。
それでもこれほどの効果を得られたのは、院長である私自身が変わったからだと思います。

「主体変容」

ご近所マーケティング実施の中で繰り返し投げかけられたこの言葉の通り、トップが変われば、組織もそれに合わせて変わっていくものだと心の底から実感しました。

そしてもう一つ、大きな発見は、ご近所にこそ宝が眠っているということです。

人の行き来の激しい駅前では、必然的にライバルも増えてきます。一方で、当院のような駅から離れたエリアには同業者がほとんどいません。

しっかりマーケティングを実施していけば、新患の方はまだまだお越しになられる。
それが分かった今、次のステップである店舗展開に向け、引き続きご近所マーケティングを実施しながら、採用活動や新店づくりに注力していきたいと考えています。


【スタッフの声】

地元の皆さんの支えを、
改めてデータで提示していただき、
今まで以上に患者さんと真剣に
向き合っていこうと強く思えました。

木村 洋輔さん
一日の始まりに、
院の約束事や自分の目標を
言葉にして確認していくことで、
自然と自信がついてきました。
習慣が行動を変えるって
本当のようです(笑)

岡村 佳名子さん