泉のマーケティング解説ブログ
2024.08.20
儲かる店の選定5か条 | (その4)現地確認の重要性【出店場所選定の成功ポイント】
その4: 現地確認が一番大事
出店場所を選定する際、店舗開発を職とする人はまず地図や人口統計データを揃え、机上で分析します。
しかし、本来それは現地確認・調査の精度を上げるために行うものです。机上のデータだけでは見えない・分からないことが必ずあります。
最も大事なのは、机上のデータ分析で仮説を立て、必ず現地確認・調査を行うことです。
現地でしか分からない重要なポイント
現地確認を行わなければ分からない事項は数多くあります。以下のポイントを押さえて、現地確認を徹底しましょう。
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1.近隣の住民が利用する駅や日常買物するお店
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距離だけで決まるわけではなく、住民の習慣や便利さも影響します。
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2.道路を走る車の量と質
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営業車、自家用車、軽自動車など、車の種類によって顧客層が異なる場合があります。
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3.歩行者の量と質
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年齢、性別、職種など、歩行者の属性を把握することが重要です。
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4.人の歩く道
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表通りを歩くとは限らず、歩きやすい道を選ぶ傾向があります。
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5.候補地と近隣との土地の高低差
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これらは現地調査でしか把握できない情報です。
いくらGoogleストリートビューが便利でも、これらの詳細な情報は現地調査でしか得られません。
精度の高い判断材料を得るために
新しく店舗を出店するということは、大きな投資です。
個人であれば一世一代の大勝負ですし、企業の店舗開発担当者なら会社の成長エンジンとして重要な役割を担います。
どちらの場合でも、精度の高い判断材料(データと現地調査)が必要です。コストをかけて他者に依頼する必要はなく、あなた自身が行えば可能です。
現地調査のメリット
現地調査を行うことで、お店の品揃えやサービスの開発にも大いに役立ちます。
顧客のニーズや動線、地域特性を把握することで、より適切な商品やサービスを提供できるようになります。
まとめ
現地確認は出店場所の選定において最も重要なステップです。
机上のデータ分析で仮説を立て、現地での詳細な確認と調査を行うことで、精度の高い判断が可能になります。
これにより、事業の成功確率を大幅に高めることができます。