泉のマーケティング解説ブログ

2024.08.22

事業説明が重要な鍵

物件を確保する際、賃貸借契約の締結は重要なステップです。
しかし、賃貸借期間中に店舗を安心安全に使用するために最も大切なことは、貸主とのコミュニケーションです。
貸主との良好な関係を築くためには、あなたの事業理念(思い)を共有し、貸主の土地への思いも共有することが必要です。

貸主とのコミュニケーションの重要性

新人時代には、貸主との初回面談で会社案内を使って事業説明を徹底するように教育されました。
当初は、経済条件の提示が重要だと考えていましたが、実際には事業説明が極めて重要です。これにはいくつかの理由があります。
1.相互理解の促進:
貸主にあなたの企業理念や経営理念を理解してもらうことで、信頼関係を築くことができます。これは、賃貸借期間中のコミュニケーションを円滑にするために不可欠です。
2.長期的な協力関係:
貸主も自身の土地に対する思いがあります。これを共有することで、双方が協力して店舗を成功させる運命共同体になることができます。
3.契約後の対応の柔軟性:
事業説明を通じて貸主と信頼関係を築いておくと、後々の変更依頼やトラブル解決がスムーズになります。

具体例と実践の重要性

大規模な不動産会社(例:三菱地所、三井不動産)を除けば、貸主が借主を、家賃を支払うだけの存在として捉えている場合、開店後の変更事項への対応が難しくなります。
例えば、内外装の変更や追加装置の設置などです。こうした状況を避けるためにも、初回面談での事業説明は欠かせません。

事業説明の実施方法

1.初回面談での事業説明:

初回の貸主面談では、必ず会社案内を使って事業説明を行います。経済条件の提示前に、あなたの企業理念や事業の目的をしっかり伝えます。

2.経済条件提示のタイミング:

経済条件を提示する前に事業説明を行うことで、貸主にあなたの思いを理解してもらい、共感を得やすくなります。

3.貸主の選定:

事業説明を聞いてくれる貸主を選びましょう。説明を望まない貸主は、長期的な協力関係を築くのが難しい場合があります。

個人事業主としての信用構築

特に社会的信用がまだない個人事業主にとって、事業説明は信用を築く唯一の手段です。
創業支援セミナーなどで学んだように、事業の提供内容を明確にすることは、場所を確保する際にも非常に重要です。

不動産業者との関係構築

店舗仲介の不動産業者を応援団にするためには、提供したい顧客像を詳しく伝え、事業説明を行うことが重要です。

優れた業者は、あなたの商品・サービスの特徴と、それを提供したい顧客について具体的に尋ねてくるでしょう。

まとめ

物件を確保する際の成功の鍵は、貸主との初回面談での事業説明にあります。
これにより、貸主との信頼関係を築き、長期的な協力関係を形成することができます。
また、個人事業主としての信用構築や、不動産業者との良好な関係も確立できます。あなたの事業が成功するために、このプロセスを大切にしてください。

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