泉のマーケティング解説ブログ

2024.08.23

街の不動産屋さんを応援団にする方法(その1)

ここでは、街の不動産屋さんを効果的に活動いただく為の方法を考えましょう。
まず、以下の3つの質問をします。
《あなたへの質問》

  1. あなたは、店舗出店場所を見つける時、場所の紹介を街の不動産屋さんにお願いしていますか?
  2. あなたは、街の不動産屋さんに相談すれば自分の要望にあった場所を見つけてくれると思いますか?
  3. 運が良く優秀な不動産屋さんにあたり、良い場所を紹介してもらえた人は羨ましいと思いますか?

《一つでも「はい」と答えた方へ》

私の経験から申し上げますが、街の不動産屋さんは商業店舗物件を得意としていません。
あなたが期待するような店舗物件を紹介してくれる不動産屋さんは、ほとんどいないというのが現実です。
なぜ街の不動産屋さんは店舗物件を積極的に扱わないのでしょうか?

街の不動産屋さんが店舗物件の扱いが得意でない理由

1.住居仲介がメインの営業

多くの街の不動産屋さんの取扱い物件の大部分は住居の仲介です。これまで住居仲介がメインの営業で商売が成り立っており、特に力を入れる必要がないためです。

2.賃貸市場の規模

賃貸市場では、住居≧事務所≧商業店舗の順でマーケットボリュームが決まっています。店舗は一番マーケットボリュームが小さいため、積極的に扱わないのです。

3.管理の繁雑さ

商業店舗は、業種業態によって建物仕様の条件が異なり、管理と把握が非常に繁雑です。例えば、必要な間口、入り口とアプローチの段差、店内の天井高・柱位置、水道容量や給排水設備の規模・配置、電気容量(動力等)、ガス容量、換気状況(ダクト等)など、確認する項目が住居に比べて非常に多いのです。
以上の理由から、街の不動産屋さんは住居仲介に力を入れることが多く、店舗物件を積極的に扱う必要がないのです。

不動産屋さんとの良好な関係を築く方法

不動産屋さんをあなたの応援団にするためには、以下の点に注意してアプローチしてみましょう:
1.事業の具体的な説明
あなたのビジネスの具体的な内容、提供する商品やサービス、ターゲット顧客について詳しく説明しましょう。これにより、不動産屋さんも具体的な物件を紹介しやすくなります。
2.信頼関係の構築
定期的にコミュニケーションを取り、信頼関係を築くことが重要です。信頼されることで、不動産屋さんもあなたのために良い物件を探してくれるようになります。
3.市場の理解
賃貸市場の動向や、特に店舗物件の取り扱いについて理解を深め、不動産屋さんとの会話で適切な質問をすることが重要です。
4.継続的なフォローアップ
一度相談しただけで終わらず、定期的に状況を確認し、フォローアップすることで、不動産屋さんの関心を引き続けることができます。

まとめ

街の不動産屋さんは、商業店舗物件を得意としないことが多いですが、適切なアプローチとコミュニケーションを通じて、あなたの応援団になってもらうことは可能です。
あなたのビジネスの具体的な説明と信頼関係の構築を心掛け、不動産屋さんと良好な関係を築いてください。

カレンダー

«8月»
    1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

 

ブログ内検索